そして、森になる
2023.9.17.Sun 12:00 - 16:00
30年後「森」になる
イベント
FLOWER ART AWARDには、これまで23 年間
世界の舞台をめざす1000 人を超える意欲的な花作家たちが挑戦を続けています。
フラワーコンペを土に例えるなら、参加作品はそこに植えられる樹木。
限界を超えようとする花作家の情熱が、植え続ける生命力あふれる樹木は、
丁寧に時間を重ね、繁り、まるで小さな「森」のような実態が生まれています。
今回、私たちは 花作家たちが紡いだこの「森」の場所を、
美術表現の枠を超え、意欲的なアーティストに知らせます。
やがてこの「森」に表現者たちが新しい種が運び、
新しい生命が生れ、共生をはじめ、生態系を創り
30年後に世界を救う可能性のある、深い「森」となることを信じて。
ジャンルを超えたアートが共生する
「森」創り
80 ㎡のカンファレンスルーム。
無駄な装飾をそぎ落とした無機質な空間に、まず一本の樹=フラワーアートを活けます。
私たちはその場所を様々なジャンルの表現者たちに知らせ、
そこに光、土、風、鳥、水、虫、土、森から続く海・・・・
森を構成する様々な要素をイメージして、
この「森」に自由な表現の「樹」を植えに訪れるよう呼びかけます。
そしてひと時、色々な表現者が共生し出来上がった「森」が今回の成果となります。
その模様は、映像に記録し公開いたします。
「森」を見つめることは
生命について考えること
「植物は人間がいなくても、少しも構わずに生活することができるが、
人間は植物がなくては一日も生活することができない」(植物学者、牧野富太郎)
昔の漁師は豊かな海を守るために、海に繋がる森を大切にして
手入れを欠かさずその象徴として神社を建立したといいます。
森や木々について考えることは、
私たちが木々によって救われる可能性について考えることに似ています。
水・光を必要とし、刻一刻とその姿を変える植物を使い、手入れし、寄り添いながら表現するフラワーアートは、時に私たちに生命の成り立ちを再確認させてくれます。
イベント通じてサスティナブルな視点を持ちながら
「生命」を捉える機会としたいと考えます。
ARTIST
ASAKO
フラワーアート
花の持つ本来の美しさを大切にし、シンプルかつエレガントなデザインを得意とする。いけ花と、西洋のフラワーアートの両方に精通し多くの賞を受賞している。
フランス セレ市長杯 2019 グランプリ
FLOWER ART AWARD 2020 in TOKYO MIDTOWN 優秀作品賞
FLOWER ART SHOWCASE AWARD 2022 in TOKYO MIDTOWN グランプリ
2022 パリ個展「MOMENTS DECLOSION 」開催
フランス「NOVERFLEUR2022 」に特別招待作家として作品発表
田中 悠
陶芸
1989年 愛媛県生まれ。2013 年京都嵯峨芸術大学工芸専攻卒業。現在は京都に工房を構え作陶し、京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻に在籍。陶磁器が内包する空間と手びねりの技法から発想を展開させ、何かが布で包まれているような造形を制作している。主な展覧会に、「第16 回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム、三重、2022)、「Pureform 」(南オーストラリア州立美術館、2022)、「Toucher le feu. Femmescéramistes a u Japon 」(ギメ東洋美術館、フランス、2022)など。国内外の美術館に作品が収蔵されている。
笹沼 樹
チェロ
2022年第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。ARDミュンヘン国際コンクール弦 楽四重奏部門第3位。ニューヨークのYoung Concert Artists International Auditionで 第1位。第22回ホテルオークラ音楽賞受賞。ソロでは東京音楽コンクール第2位、日本 音楽コンクール入選。室内楽奏者としても横浜国際、ルーマニア国際、ザルツブルク= モーツァルト国際などのコンクールで優勝。 桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコース修 了、並びに学習院大学文学部卒業。同校で2017年6月に天皇皇后両陛下をお迎えし ての天覧公演となったリサイタルシリーズは毎年開催されている。桐朋学園大学大学 院修了。NHK交響楽団アカデミー生修了。現在エコールノルマル音楽院特待生とし て在籍中。2019年1月にはデビューCD『親愛の言葉』(日本コロムビア レコード芸術 特選盤)をリリース。大きな話題となる。2022年には東京オペラシティコンサートホールでバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲コンサートを開催、また2023年にはスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会と日本ツアーに出演し、大好評を博した。V.アダミーラ、古川展生、堤剛、アンリ•ドゥマ ルケットの各氏に師事。これまでにアルゲリッチ、ヴェンゲーロフ、ギトリスらと共演。 またスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ国民劇場オーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団等のオーケストラと共演。カ ルテット・アマービレ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、Trio Rizzleのメンバー。東京交響楽 団客演首席奏者。使用楽器は 1771 年製 C.F.Landolfi(宗次コレクション)。
今岡秀輝
バイオリン
京都堀川音楽高校、東京藝術大学音楽学部を卒業。
全日本学生音楽コンクール大阪大会第3位。日本演奏家コンクール全国第3位。関西弦楽コンクール優秀賞並びに審査員特別賞。宗次ホールツィゴイネルワイゼンコンクール第2位入賞。日本ヴァイオリンコンクール銀賞。第29回青山新人音楽賞受賞。藝大在学中、東京藝術大学奏楽堂モーニングコンサートにてショスタコーヴィチのヴァイオリンコンチェルトを藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。
これまでに李陽、木村和代、玉井菜採、堀正文、篠崎史紀の各氏に師事。
ISAGEN
ビートメイカー
静岡在住のプロデューサー・DJ 。2012 年より活動を開始し、フィンランドのレーベル「Topbillin 」や「Spinthe Disc 」をはじめ、イギリス・ロンドンを拠点とするUK Funky の雄でもあるRoska が主宰する「RoskaKicks & Snares 」から日本人初のシングルリリースを行うなど、国内国外を問わずグローバルな活動を行っている。2018年8 月には日本のダンスミュージックレーベル「TREKKIE TRAX 」より初のソロEP 「c.b.a.g. EP 」をリリース。同EP はiTunes / Apple Music が注目のアーティストを紹介する「今週のNEW ARTIST 」に選出され、iTunes エレクトロニックチャートでは、最高位2位を獲得した。2019 年にはtofubeats 主催の音楽レーベル「HIHATT 」のYoutube 番組・DTM チャレンジ企画「Three The Hardware Season3 」にピアノ男,SEKITOVA,in the blue 西山(パソコン音楽クラブ)と出演。BANG!BANG! バンクシーズとしてピアノ男と共に即席の機材で楽曲・歌詞制作を行う模様が大きな話題を集めた。2021 年5 月には自身初のフィジカル媒体での1st アルバム「Sh 」をTREKKIE TRAX より全国流通にてCD リリース。過去には京都を活動拠点としており、自身がギター・ボーカル・プログラミングを務めるポストロックバンド「POLPTOM 」では、正規リリースなしにも関わらず岡村詩野、AOKI takamasa 、芹澤" 優真(SPECIAL OTHERS OTHERS)らからサポートを受け、一躍話題となった。
また、in the blue shirt 「Fork in the Road 」やBatsu 「Real feat.isagen 」パルプンテ「脳とノート」などの楽曲でゲストギター・ベース演奏として参加。パソコン音楽クラブ「Locator 」にてボーカリストとして参加など、演奏者・ボーカリストとしての活動も幅広く行っている。
https://isagenprod.tumblr.com/ 楽曲:https://www.youtube.com/watch?v=HpzpfmRlM3E
ドウマンジュ喜代子
1934年10月
東京に生まれる。
1967年8月
フランス政府の使節として日本の漁業申請調査のためモンペリエ大学教授、フランソワ・ドゥマンジュ氏が来日。貴代子氏は教授の助手を務めることとなり、運命的な出会いを果たす。日本の沿岸部の漁業申請調査並びに視察を1か月間にわたり行う。各県の現状と資料の収集、漁業者との現場での問題点等を話し合うため日本各地を廻る。
1969年11月より
西アフリカのコートジボワール共和国における海老の養殖実験のため現地に赴任後、フランス・ブルターニュ地方、地中海アンビエ島で作業。
1971年より
フランスの海外領土ニューカレドニア(現在はフランスの特別共同体)でフランス政府の研究機関として海老の養殖に関する研究所設立に携わる。
1976年7月
ドゥマンジュ教授がフランスの海外領土県(現在は海外県)の教育総長に任命され、マルティニーク島(西インド諸島)に3年間滞在。
1979年7月より
ドゥマンジュ教授が自然史博物館教授に選任されパリに在住。
1989年1月
ドゥマンジュ教授がモナコ公国海洋博物館館長に世界中の海洋学者から選出され就任。
2001年
75歳となったドゥマンジュ教授は自ら退任を決定し南仏ニースに在住しながらタヒチにも住み執筆活動を続ける。
2008年7月
ドゥマンジュ教授は前立腺がんのため他界。貴代子氏は日本に永住を決意し2014年日本国の永住権を取得し現在に至る。
サスティナブルな構造
BOTAKURA(植蔵)
今回構造を手掛けるのは、BOTAKURA 野崎昌弘氏。一つの樹を機能で捉え特徴を誇張、強調して簡略化・省略化そぎ落とし、樹の機能のうちフラワーアーティストが水揚げと養分、枝の成長の役割を担うことを前提にデフォルメしたデザインを仕上げた。サスティナブルであることを前提とし、構造は再利用(携帯・移動)を前提に設計されており、コンパクトに収納でき様々場な所に運搬し、設営が可能である。移動負荷を極端に減らすことによりCO2 排出を最小限に抑える。作品は給水スポンジを使用せず花材は土に戻すことにより作品は100%再生可能である。
野崎昌弘
BOTAKURA
築業界を経て花の世界へ。建築の経験を活かしたち密かつダイナミックなデザインを得意とし、大型の作品を数多く生み出している。フラワーアートアワードin TOKYO MIDTOWN 2010 年、2011 年、2014 年チャンピオン。フランス「アート・フローラル国際コンクール」2010 年・2014 年世界グランプリ受賞。ラトビア「ヴェンツピルス フラワーカーペットコンクール」2015 年・2016 年の2 年連続グランプリ受賞など、フラワーデザイナーとして世界的な評価を獲得している。
ドキュメンタリームービー
名取響海乃助(Kyonosuke Natori)
F/O/R/E/S/T(A)プリジェクトの過程は、MOMETOBLLOM編集長名取響海乃助氏により記録され、ドキュメンタリームービーは2024年FLOWER ART AWARD inTOKYO MIDTOWN「TOKYO国際フラワームービーコンペティション」表彰式会場並びに、パリを始め海外での試写会会場での放映を予定しています。
名取響海乃助
KYONOSUKE NATORI
MOMET OF BLLOM 編集長。映像作家。京都市在住、自動車イベントやファッションショーで活躍される写真家であり映像制作・Web 制作プランナー。いくつかのファッションデザイナー等のウェブ等の企画等も手掛ける。学生時代にドイツ・パリにて写真や現代美術・音楽を学ぶ。映画映像専門学校の運営、京都市内のFM ラジオ局のディレクターなどを経てWeb ・広告プランナーとして独立・今に至る。花の分野では「パリスタイルパーフェクトレッスン」映像企画編集を担当。
event
フラワーアートアワード2024
in TOKYO MIDTOWN
「東京国際フラワームービーコンペティション」
開催記念インスタレーション
F/O/R/E/S/T(A)
<日時>2023.9.17.Sun 12:00-16:00
<場所>東京ミッドタウン カンファレンスROOM1
入場料無料・完全予約制
gallery
LOCATION
TOKYO MIDTOWN
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−1
アクセス
地下鉄ご利用の方
都営大江戸線:「六本木駅」8番出口より直結
東京メトロ日比谷線:「六本木駅」より地下通路にて直結
東京メトロ千代田線:「乃木坂駅」3番出口より徒歩約3分
東京メトロ南北線:「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩約10分
バスをご利用の方
都営バス 都01:「六本木駅前」下車徒歩約2分
ちぃばす:「六本木七丁目」、「檜町公園」下車徒歩約1分
※詳しくは、TOKYO MIDTOWN公式ホームページをご覧ください。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/
主催:フラワーアートアワード実行委員会(PLAINS INC.)
特別協力:東京ミッドタウン
協賛:エールフランス航空
後援:港区、港区観光協会、FLOOS、フランス観光開発機構、
公益財団氷人港区スポーツふれあい文化健康財団、ドウエ・アン・アンジェ市
企画・制作:プレインズ株式会社